sunalog / 対戦ゲームは長く続けられるものを選択した方が良い

Created Mon, 03 May 2021 17:34:05 +0900 Modified Wed, 10 Apr 2024 15:08:59 +0000
1894 Words

はじめに

対戦ゲームは長く続けられるものを選択して他を増やさない方が良い。

ここ最近そのように感じる場面がありました。言葉を定義しながら語らってみます。

言葉の定義

  • 対戦ゲームは: 対人で勝敗が決まる枠組みは
  • 長く続けられるものを選択して: 自分が断続的に続けられるであろうものを選択して
  • 他を増やさない方が良い: 他の取り組む対象を増やさずに自分が選択したものだけに取り組み続ける方が良い

少し回り道

少し言い回しを短くしてみます。

長く続けられるものを選択して

他を増やさない方が良い

選択した対象に取り組み続けようとした場合、他の取り組みを無暗に増やさない方が良いのは明らかです。ここでの本質は「選択したものに取り組み続けられる」です。
そのため「選択した対象に取り組むことに対して潤滑油のように作用する他の取り組み」は認めています。あくまで「潤滑油として」であって選択したものを阻害していないことがポイントです。

長く続けられるものを選択して

途中で辞めてその先も関わらない状態になると、それまでに掛けてきた時間の意味が薄まる可能性があります。少し大袈裟ですが「自分が断続的に続けられるであろう対象」を選択した方が良いのでしょう。

対戦ゲームは

長く続けられるものを選択して

ここまでの前提を踏まえ「対戦ゲームは長く続けられるものを選択した方が良い」と言い回しを短くします。以下からはその理由を述べてみます。

対戦ゲームは長く続けられるものを選択した方が良い理由

これには2つの理由を考えています。

  1. 職人化している
  2. 勝利し続ける必要がある

1. 職人化している

各ゲームにはキャリア10年前後の選手が当たり前のように存在しています。ここでのキャリアとは過去作も含めてのキャリアです。

現在のゲーム市場は人気ゲームがシリーズ化する傾向があり、新作でも過去作の知識・技術を活用することができます。また完全新作だとしても既に他の似たゲームシステムが存在していれば同じことが言えます。
例えば過去作で5年プレイしていた者が続編新作をプレイした場合、それはキャリアとしてはほぼ6年目になります。次に続編新作から参入した者の場合、キャリアとしては1年目になります。
するとどうでしょうか、後者は前者に追いつくために5年差を埋める努力をしなければ後者が前者に(安定して)勝利することは極めて難しいです。

さらに前者は5年取り組み続けたことである一定の境地に至っている場合が多いです。その者の持つ様々な知識・技術が噛み合った上で機能する独自システムです。それはまるで職人芸です。

後者が前者を模倣したとしても本番で同様に機能させることはなかなか難しいです。そのため後者は前者と同一とまではいかないにせよ似たような道を辿ることになります。
そして前者は職人の域に達してもなお続けていますから、後者は単純に5年で追つくことが難しいということになります。

対戦ゲームは長く続けられるものを選択した方が良い」は職人の域に達する上で必要なのでしょう。

2. 勝利し続ける必要がある

対戦ゲームは勝利するためにプレイするのだと考えられます。負け・引き分けのためにわざわざプレイしない気がします。
勝つために対戦ゲームをするのであれば「勝利し続ける必要がある」ということです。

対戦ゲームは長く続けられるものを選択した方が良い」は勝利し続ける上で必要なのでしょう。

余談(例外事項)

話のまとまりを損なうので扱っていませんが、以下は例外事項として考えられます。

  • 転用が効く工夫をしながら取り組んでいる。
  • インスタント的なエンジョイを目的としている。
  • 単純にセンスがある。

おわりに

対戦ゲームは長く続けられるものを選択して他を増やさない方が良い」についての私見でした。

ここ最近、各ゲームのプレイヤーが職人化していてメインのゲームとして絞ってやり込まないと太刀打ちができなくなってきているように感じます。
せっかく対戦ゲームをやるなら勝率を上げていかないとプレイヤー本人に良い効用が無いよねって具合です。

対戦ゲームに触れたことのある方はなんとなく分かっていただけるような気がしています。対戦ゲームをやったことのない方は適当な対戦ゲームのオンライン対戦を何種類かプレイした上で読んでいただけると分かりやすいのかもしれません。
恐らくシリーズを重ねた格闘ゲームが一番分かりやすいかもしれませんが、対人で勝敗が決まっているのであれば何でも良いです。

ここまでいろいろと書いてきましたが、これらを踏まえて「対戦ゲームをしない」も一つの解になるのだと思います。

ま、ゲームをやるなら単純に楽しんでいきましょう〜(^。^)